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<性格形成学院>
1816年、オーエン(イギリス)によって設立された、工場内保育施設。
産業革命の最中、家庭崩壊などにより犠牲になった子どもたちの生活は退廃した。
子ども達への深い人間愛と、人道主義の立場からオーエンは自分の経営するニューラナークの
紡績工場に「性格形成学院」を開設し、学院の第一段階にあたる「幼児学校」で1歳から5歳までの
幼児を教育した。この施設がイギリスの「幼児学校運動」の口火となりイギリス全土に普及した。
●関連用語:<オーエン>
イギリス人。保育所の創設者。イギリスで自分の経営する紡績工場で働く母親たちのために
1~6歳の幼児の保育施設(後に「幼児学校」と命名)を、6~10歳の子どものために
初等教育施設を作った。
「人間の永続的な印象は生後半年から1年までに形成され、気質や性向はほぼ2歳までに
形成される」として、それらを性格形成学院と名付け、イギリスの幼児学校運動の端緒となる。