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<5段階教授>
ヘルバルトの教授段階を発展させた教授法。チラーは明瞭を分析と統合に分け、5段階とした。
ラインはさらに実践にあうよう、予備-提示-比較-概要-適用の5段階に変更した。
5段階教授法はアメリカを通して日本にも1890年代、ヘルバルト教育学として谷本富らによって
紹介された。教育界に広く普及したが授業といえば5段階の形式を踏むというように、授業が形式化・
画一化する傾向を生んだ。
●関連用語:<ヘルバルト(1776~1814)。>
ドイツの教育学者。教育学を学問として体系化した最初の人物。道徳的な品性の教育を学校教育の
目的と考え教育作用の要点を管理、教授、訓育 とした。
5段階教授法を発案し学校教育へ浸透させ、ライン、チラーなどの段階教授法に影響を与えた。
主な著書に「一般的教育学」 「教育学講義網要」 などがある。