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<甲状腺ホルモン>
咽頭の近くにある甲状腺から分泌され、サイロキシン(チロキシン)という名でヨウ素を含んでいる。
サイロキシンは物質代謝を促進する。甲状腺の働きが悪くサイロキシンの分泌が不足すると、
全身倦怠、記憶力低下、皮膚が乾燥するなどの症状が現れる。小児期の場合ではクレチン症になる
場合もある。また反対にホルモンの過剰では、体温の上昇、頻脈などの症状がおき、パセドウ病に
なる。
●関連用語:<副甲状腺ホルモン>
甲状腺の裏側に2対ある副甲状腺からは、タンパク性のパラトルモンというホルモンが分泌されている。
パラトルモンを与えると血清カルシウムが上昇し、血清リンは低下するなど、カルシウムとリンの代謝に
関係している。不足した場合は痙攣がおきテタニー症という筋肉マヒをおこす。