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<イタイイタイ病>
・富山県神通川周辺で発生した公害病。大正時代からあったと思われるが、
昭和30年台にその存在が知られるようになった。三井金属鉱業神岡鉱山
からの排水、排煙に含まれていたカドミウムが神通川沿いの農地を汚染し
農作物を通じて人間の体内に入り発症した。症状としては、カドミウムの
慢性中毒により腎臓障害を発生させ、次いで骨軟化症により骨折をする。
軽度の動きでも骨折して非常に体が痛むのでこの名前がついた。